東海道名代の大井川金谷の宿に、酒と喧嘩では人におくれを取ったことがないという川越人足、張子の寅八、彼の好敵手は馬方の頭分丑五郎であった。場所は美しい看板娘おときのいる居酒屋浪華家と定まっていた。その寅さんが、ひょんなことから赤ン坊を背負い込んだ。話というのは街道筋に悪狐が出没するというので武勇自慢の寅八が勢い込んで出馬したが、間もなく、すやすや、と寝ている赤ン坊を抱えて来たのである。
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