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鬼に訊け 宮大工 西岡常一の遺言海报封面图

鬼に訊け 宮大工 西岡常一の遺言

纪录片
2012-02-06日本上映 / 88分钟
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简介

かつて鬼と畏れられた男がいたー コンコンコン。ツーツーツー。鑿(ノミ)、鉋(カンナ)、釿(チョウナ)。音を聞いただけで誰の音かわかる。まなざしは、祈りとも魂の叫びとも聴こえるその音に包まれ、慈愛に満ち満ちていた。「千年の檜には千年のいのちがあります。建てるからには建物のいのちを第一に考えなければならんわけです。風雪に耐えて立つー それが建築の本来の姿やないですか。木は大自然が育てたいのちです。千年も千五百年も山で生き続けてきた、そのいのちを建物に生かす。それがわたしら宮大工の務めです」。西岡常一、明治41年奈良県生まれ。木のいのちを生かし千年の建物を構築する。法輪寺三重塔、薬師寺金堂・西塔の再建を棟梁として手がけ、飛鳥時代から受け継がれていた寺院建築の技術を後世に伝えた「最後の宮大工」。平成7年没。西岡は何を伝え残そうとしたのか…。 木は鉄を凌駕する、現代文化に対する西岡棟梁の静かなる反論。 1990年5月、薬師寺回廊第一期工事。西岡は最晩年にあたるこの時期、癌に冒されながら最後の教えを若者達へ授けていた。「千年の檜には千年のいのちがある」「木は鉄より強し」。速さと量だけを競う、模倣だけの技術とは根本的に異なる日本人のいにしえの叡智、そして明快な指針。千年先へいのちを繋いでゆくという途方もない時間の流れが、所縁ある人々へのインタビューから浮かび上がってゆく。 監督にビデオ作品『宮大工西岡常一の仕事』『西岡常一寺社建築講座』の山崎佑次、ナレーターに俳優の石橋蓮司、音楽にNHK連続テレビ小説『ちゅらさん』挿入歌作曲の佐原一哉を迎え、法隆寺、薬師寺の空撮を敢行。永遠なるものへの想い、そして西岡の深淵なる最後のまなざしを捉えた本作は、日本人が顧みることのなくなった日本文化と創造力を揺り動かす、日本の心の復興を願う「祈り」のドキュメンタリー映画だ。

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