新作の竜安寺の石が動き出す「MA: THE STONES HAVE MOVED」(間:石が動いた) (2004年)を加えて1975~77年の「間(インターバルス)」以来30年の「間」のテー マによる集大成。 「間」という日本的なコンセプトに、私は必ずしもなじみがあったわけではない。極めてあいまいで、多くの応用が効くということでは、神秘的な言葉で、日本的と言えようが、むしろ扱いにくいというのが、正直な感想であった。それが1970年代に、映画における時間を考えるようになって、「間」というコンセプトに興味を持つようになった。映画における時間が時計の時間であるN+1であるよりもジ持続時間として考えられるからだ。ひとつのデュレーションであり、ベルグソン風に言えば、デュレーである。ここが私の出発点で、1973年に―未現像(黒い)のフィルムに1から60までの数字のみを1コマの上にスクラッチしてーそれぞれの数の持続時間を足して行って(例えば2を1+2を足して、時計時間の3秒目に、3を1+2+3を足して、時計時間の6秒目に,他すべては真っ黒)全部見るのに30分30秒かかる「1 TO 60 SECONDS」という映画も制作した。
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