歴史的シーズンついに決着!「歴代最高得点」「異次元」「世界王者奪還」…数々のプレッシャーと共に闘い抜いた羽生結弦。彼だけに見えていた景色とは?~情熱大陸900回記念放送~ 演技を終えた瞬間、両手をひざにつき、しばらく顔を上げることが出来なかった。 世界王者奪還をかけた1日のフリープログラム。まさかの逆転負けに日本中が溜息をついた。 今シーズン、歴代最高得点を連発し圧倒的な強さで「絶対王者」の風格を身につけて行った羽生結弦。実力と人気を兼ね備えた日本が生んだスーパーヒーローだ。 いつも人前ではクールな表情を見せる羽生。その堂々たる風格にも人々は魅了される。しかし、世界選手権でショートプログラムの演技がスタートする直前、深く閉じた羽生のまぶたが明らかにプルプルと震えていた。 その時、取材ディレクターは試合直前、大観衆を前に名前をコールされてリンクに向かう瞬間の緊張感について「ハンパない」と彼が以前に語っていたことを思い出す。 まだ21歳。不安が無いといえばウソになる。トップを走る者として「出来て当たり前」と思われることは即ち大きなプレッシャーとなる。そんな重圧に負けじと一人孤独に悩み続ける羽生に印象的な言葉があった。 「“同じ失敗をしてしまったら成長では無い”という話をよく聞くけれど、成長していないからこそわかる課題もあると思うんです。だから無駄なものなんて無いんです」 実は羽生の最大の武器はジャンプでも表現力でも無く、この“考える力”かも知れない。 どんな試合でもひたすら考えて課題を見つけ、試行錯誤の末に新たな「伝説」を生み出して来た彼は、果たして何を考え、どんな日々を過ごして来たのだろうか? 今回が900回目という節目を迎える「情熱大陸」では、このスーパーヒーローが併せ持つ「強さと弱さ」を紐解くために、ボストン世界選手権までの足取りを追った。
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