文化センターの所長秘書が殺され、彼女と不倫関係にあった所長の谷口（石田太郎）が逮捕された。谷口は現場へ行ったことは認めるが、犯行については頑強に否認する。京舞の師匠をしている谷口の妻、佐智子（藤吉久美子）は、芸者でもある弁護士の清香（涼風真世）に谷口の弁護を頼む。清香の母の下で働く芸者、豆富（水野麗奈）らが踊りを習うため佐智子の屋敷の稽古場に通っている関係からだった。