とあるお城のお話。御書院番士の夏海小六は持ち前の直情径行な性格が災いして、ゴマすりばかりの無能な家老に鉄拳をお見舞い、国境警備の任に飛ばされてしまった。「二度と短気を起こさないで」との恋人のお景の言葉を胸に、小六の勤番所勤めが始まった。だがお城勤めから左遷させられた連中が集まった番所の中で、春山大六の行動に小六は目を惹かれた。大六は「役所に勤めていても下らん」と町の見回りに飛び歩く行動派で、小六の下宿探しまで買って出た。そんな大六のことを「腹黒いから近づくな」と、勤番所支配の岡崎六郎左衛門は耳打ちする。実は岡崎たちは出入り商人と結託して、藩有林の入札を巡る利害関係で大六と対立していたのだ。その話を大六から知らされ湧き上がる正義感を抑えられない小六。しかし一方、岡崎らからは大六こそが入札情報を使って大六が出入り商人から賄賂を受けているとの報告が。大六に...
影视行业信息《免责声明》I 违法和不良信息举报电话:4006018900