「女家族」の舞台は、古き日本の“家”という制度が色濃く残る山間の村。年に一度の祭りの日、主を亡くし後継もいない本家の藤枝家には、久々に三姉妹が集まった。都会で暮らすも婿を見つけられないまま40歳を迎えた長女、父親がわからない高校生の娘と実家で暮らす次女、一人暮らしをしている三女。久しぶりの再会により、「家」というしがらみと懐かしさの中で、それぞれの抱える問題が明らかになっていく。