日本最古の歴史書「古事記」。国生み神話や因幡の白兎、スサノオのヤマタノオロチ退治など、古代の神々が生き生きと活躍する物語は今も読む人を魅了する。そして、九州の沖ノ島や長野の諏訪湖など列島各地には古事記にゆかりの深い土地があり、様々な風習や祭りが伝えられている。 実はこれらの風習や神話の中に、古事記よりも遥か古代に大陸や南方からやってきた海の民の文化の痕跡が見られるという。その一例が、アマテラスオオミカミもつけていたという勾玉(ヒスイ)だ。ヒスイは新潟県の糸魚川の特産だが、それが福岡、出雲、長野などの遺跡から出土し、日本海沿岸を中心に運ばれて広く分布していたことが分かって来た。今も海の神・ワタツミを信仰する九州の志賀島は、海洋民族・安曇氏の拠点だったが、その末裔が拓いたとされる長野県の安曇野には、海もないのに大きな船を神輿としてかつぐ祭りが今も伝えらえ...
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